浴室の間取りを大改造
この家を購入した当初、浴室には洗濯機が設置されているという不思議なデザインになっていました。
このままのデザインを維持してもよかったのかもしれませんが、後々の利便性を考えるとそうもいきそうにありません。残置物の撤去作業をしていた数週間はずっと、妻とどのように間取りを変更できるか話あっていました。結果、浴室は脱衣所に変更し、台所の壁を取り壊してシャワー室を作ってしまおうという事になりました。
第一関門は浴室と台所の間の壁を取り壊す作業です。勝手口は閉じてしまい、台所側に壁を作ってシャワー室のスペースを確保します。取り壊す作業自体は簡単でしたが、壁に隠れていた柱がシロアリにやられていた事が判明してしまいます。その様子は以下の動画に詳しいのでそちらもご覧ください。
既製品のシャワー室は予算的に…
シャワー室の設置にあたり、まず最初に調べたのは既製品のシャワー室です。が、予算的にどれも手が出そうにありません。また、Youtubeの動画の撮れ高的にも、シャワー室をイチから作ったほうが良いということになりました。
シャワー室の床をどうするか
シャワー室をDIYすると言ってもこちらはド素人。まずはシャワー室の床どうにかする必要があります。数日間パソコン画面にかぶりついて色々と調べた結果、床をDIYするには様々なだいたい以下の二つの選択肢がありそうでした。
- コンクリート
- FRP
どちらも防水仕様にするための手順が細かく説明されたブログなどが多数存在するものの、どれも自分達には難易度が高すぎでした。特に防水の施工をミスしてしまう可能性を考えるとなかなかDIYする決心はつかず、他の選択肢がないかを模索する日々でした。
数週間悩みつつも最終的にたどり着いた結論は、ユニットバスの床です。
防水性は心配無用で、排水用のパーツも豊富に流通しています。またサイズやコスト的にも、自分達の計画にはぴったりでした。ヤフオクで「ユニットバス 床パン」と検索すると二件だけヒットし、そのまま運良くスムーズに落札できました。価格は15,000円で、プラス送料15,000円。正直送料はぼったくられたと思っていますが、とりあえず床問題は解決です。
それにしても、なんで「パン」なんでしょうね。
床の下地
床パンの下にはしっかりと床の下地を組みました。既存の大引きと高さを合わせて新しい大引きを設置し、45cm角の根太を排水管の邪魔にならない位置に設置しました。また基礎部分には防湿シートを敷きました。
また、最終的にはスタイロフォームを差し込んでおきました。
裏面が平らではない床パン
根太の上に床パンを置いてみると、なんだかガタガタします。床パンの裏側が平らではないことがわかったので、根太に干渉する部分をグラインダーで削って安定するように加工しました。
排水用のパーツ
床パンを落札する前から、床パンの型番で検索して排水用のパーツを見つけていました。こういったパーツが豊富に流通していることも、床パンを導入することのメリットだと思います。
既存の排水管と接続
元々台所だった場所にシャワー室を設置しているので、排水管は台所のものと接続することにしました。イメージ図は以下の通りです。
既存の配管にT字の部品を取り付け、そこを目掛けてシャワー室の配管を通しました。イメージ図だと簡単そうですが、全て床下での作業なのでなかなか骨が折れました。
完成!
床パンの設置、配管の接続が完了し、これでシャワー室の床が完成です。だんだんと形になってくるのを実感できると、毎日のリノベーション作業も楽しくなってきます。
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次回
次回、天井の骨組みを作っていきます。
2 thoughts on “【空き家改修】シャワー室をDIY(その1)床をどうするか問題”