軒天の構造と改修手順
この家の軒天は、濃い茶色の木材に下から釘で薄い黄色の板(3mm厚)が打ち付けられている構造になっていました。
また、破風板側には溝が掘られていて、軒天の板が差し込まれていました。
新しい軒天に選んだケイカル板は5mm厚なので、既存の溝に差し込むことが出来ません。なので、3cm x 4cmの木材を新たに破風板に固定しました。家の壁側にも同様に、3cm x 4cmの木材を固定します。
ケイカル板は、元々ある濃い茶色の木材と、新たに設置した3cm x 4cmの木材とに下からビスで固定するようにしました。ビスの間隔は15cm〜20cmとしました。
ケイカル板の次はパテ処理
パテ処理は、主にビスの頭とケイカル板の隙間に行いました。
後から知った事なんですが、ケイカル板の貼り方には【目透かし】と【突き付け】という二つの異なる工法があるそうです。【目透かし】は、板と板の間に隙間を作る貼り方で【突き付け】は、板と板の間に隙間を作らない貼り方です。
この家の軒天は元々【目透かし】でしたが、そういう工法の違いがある事すら知らなかったので、【突き付け】で改修し始めてしまいました。すると、下地の木の幅が合わなくなる問題に直面しました。
この隙間の違いに気づいた頃には、すでにケイカル板を数枚貼り終えてパテ処理をしてしまっていたので、今更【目透かし】に戻すわけにもいかず、結局【目透かし】の間隔で貼ってパテ処理をして、【突き付け】風な見た目の仕上げにするというなんとも不思議な方法になってしまいました。 パテの消費量も爆上がりです。
変成シリコンシーラントで、さらに隙間を埋める
破風板とケイカル板の間と壁とケイカル板の間には、変成シリコンシーラントでコーキングしておきました。素人なのでやっぱりどうしても1mm〜2mmくらいの隙間ができてしまうんですよね…。変成シリコンシーラントには上から塗料を塗れるタイプと塗れないタイプがあるので、購入時には注意が必要です。
お次はカチオンシーラー
シーラーには色々な種類があっていまだによく分からないのですが、色々調べた結果ケイカル板にはカチオンシーラーが定石のようです。近所のホームセンターでカチオンと書いてあったシーラーはこれだけだったので、これを使うことにしました。
カチオンシーラーの次は水性塗料
これもよく分かっていない部分がありますが、色々と調べた結果カチオンシーラーの上には水性塗料が定石のようです。近所のホームセンターで見つけたこの水性塗料を使う事にしました。できるだけ長持ちして欲しいので、塗料は二度塗りしておきました。10年くらいは持って欲しいのですが、どうなるでしょうか。
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