空き家を買ったら、テコの原理を体得することになった話。

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こんにちは!Darumatcha DIYです!

だるまが好きなフランス人の妻と抹茶が好きな日本人の夫が、コロナで失業したのを機に解体寸前だった築50年の空き家を購入し、セルフリノベーションで素敵な居住空間に生まれ変わらせるべく挑戦しています。

どんな空き家を購入したかは、以下の動画でご確認いただけます。

庭石は重すぎる

この空き家には立派な日本庭園があり、多くの庭石が美しく配置されていました。が、快適な生活のためには駐車場が必要だったので、庭石を移動して駐車スペースを確保することにしました。一番大きいもので120cmくらいの大きさの庭石もありましたが、以下に記載する方法であればなんとか手作業でも移動させることができます。

庭石は色々な方法で動かせる

庭石を動かすにあたって、色々と調べた結果、以下のような方法がある事がわかりました。

  • テコの原理を使う
  • 丸太の上を転がす
  • 麻袋やビニールシートに乗せて引きずる

でも実際やってみるまではよくわからかったので、やりながら模索することにしました。

道具なしでは絶対に動かない

試しに手で動かしてみる事にしました。

▲手作業は無理だと悟った瞬間

全く動きません。本当にビクともしません。何か道具を使わないといけない事は瞬時に悟りました。
そこで、まず最初に試したのはテコの原理です。たまたま残置物の中に下のような大きなバールがあったので、これを使ってみました。

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庭石の下にグッと差し込んで、くいっと持ち上げてみます。すると、わりと簡単に庭石が動くじゃありませんか。これで少しだけ先行きが見えてきました。

くいっと持ち上げた状態から、少しでも力を抜くと元の位置に戻ってしまいます。なので、庭石を持ち上げた時にできる隙間には小さい庭石を詰め込みます。

▲できた隙間に庭石を詰め込む

手が下敷きに大変なので、庭石の下には絶対に手を入れないようにします。きちんと隙間を埋める事ができると庭石がその状態を維持するので、そこで初めて力を緩めることができます。庭石が安定しているのを確認し、また別の支点からてこの原理を使用して、くいっと持ち上げていきます。

やればやるほどコツが掴めてくる

ここの作業には、テコの原理でくいっと持ち上げる人と、できた隙間に石を詰め込む人の二人が必要です。僕達の場合は、僕がテコの原理で持ち上げる係、妻が隙間に石を詰め込む係でした。最初は一つの庭石を動かすのに四苦八苦していましたが、二日目にもなるとだんだんコツが掴めてきます。

まずは支点の位置です。できるだけ作用点に近づけることで、たいして体重をかけなくても楽に持ち上げる事ができました。5cm違うだけで本当に違いを体感できます。

大昔に理科の授業で学んだ事が、数十年後に初めて体得できた瞬間でした。

車についているジャッキも大活躍

庭石を横から押す事ができる場合は、車についているジャッキを使うのも手です。

▲重い庭石も難なく持ち上げてくれるジャッキ

テコの原理を使うにはスペースが大きすぎたり小さすぎたりするような状況がでてくるので、そういう時にはこの方法が意外に効果的です。ハンドルを回せば回すほど、スルスルと庭石が動いていきました。

大きすぎる庭石は埋めてしまう

テコの原理でだいたいの庭石は動かせますが、それでも大きすぎるものを動かすには骨が折れます。僕達の場合、大きな庭石は穴を掘って中に落とす形で2つか3つ、庭石を地中に埋めてしまいました。その様子を見ていたご近所さんから「死体を埋めてるんじゃないでしょうね」って冗談を言われたとき、なぜか少しドキっとしてしまいました。

十分な大きさの穴を掘るには、二人でやっても一時間くらいかかってしまいます。遠路はるばる日本まできて、手作業でこれだけ日本の土を掘り返す羽目になったフランス人は妻くらいではないでしょうか。二人で泥だらけになりながら、一つずつ庭石を動かし、埋め、なんとか二週間以内に駐車場を完成させる事ができました。

日本の土を掘り返すフランス人の妻

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この記事の作業の様子は、下の動画に載っています。よければ少し覗いていってください。

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