悪徳屋根業者の被害に遭いました。

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こんにちは!Darumatcha DIYです!

だるまが好きなフランス人の妻と抹茶が好きな日本人の夫が、コロナで失業したのを機に解体寸前だった築50年の空き家を購入し、セルフリノベーションで素敵な居住空間に生まれ変わらせるべく挑戦しています。

どんな空き家を購入したかは、以下の動画でご確認いただけます。

結構傷んでいた屋根

この空き家を購入する前から、屋根があちこちが傷んでいるのは分かっていました。瓦自体は大丈夫そうですが、一途がズレていたり軒天がかなり損傷していたりしました。

地元の屋根修理業者に依頼することに

屋根修理も自分たちでリノベーションするかどうか検討してみたりしましたが、二階の瓦屋根だけは業者に依頼しておいたほうが後々安心だろうという結論に至りました。インターネットで見つけた業者4社に見積もりを依頼しましたが、3社は現地の確認から見積もりが出てくるまで1週間以上かかりました。ただ残りの1社だけは、当日中に見積もりが出てくるだけでなく、良いところ満載だったので最終的にはここに決めました。

見積もり段階では最高の接客態度

この業者を選ぶ決め手になったのは、対応してくれた社長(以下、積もる想いを込めて「悪徳社長」と呼びます)の以下のような対応でした。

  • 見積書を現地確認した当日中に出してくれた
  • 現地確認の際、屋根の損傷箇所に無料で防水シートを敷いて応急処置してくれた
  • 庭に置いていたゴミを無料で片付けてくれると言ってくれた
  • 30代前半で、自分たちと年齢が近かった
  • 終始物腰が柔らかい口調で、色々と丁寧に説明してくれた
  • 見積費用が他社よりも割安だった

当初から妻とも意見が一致し、この会社に決めました。そしてこれが、全ての悲劇の始まりでした…。

工事の概要

この悪徳社長が説明してくれた工事の概要は以下の通りです。

STEP 1

既存の瓦屋根はこんな感じ

STEP 2

既存の瓦を全部剥がす

STEP 3

古い防水シートや瓦桟(かわらざん)も全て撤去

STEP 4

新しくコンパネを貼る

STEP 5

新しく防水シートを貼る

STEP 6

新しく瓦桟(かわらざん)を取り付ける

STEP 7

既存の瓦をもとに戻して完成!

また、上記全ての工程は五日程度で完了するとのことでした。

徐々に怪しくなる接客態度

工事の初日、悪徳社長は作業員を4名連れて現れました。作業員たちが資材を運んだり屋根瓦を剥がしたりとテキパキと作業進めていく中、悪徳社長は片付けると言ってくれた庭のゴミを足で踏みながらタバコを吹かしていました。ゴミの中身が何なのかを確認している様子でしたが、見積もり時の印象とは違う人間性が見えた気がして、少し違和感を覚えました。

▲足蹴にされたゴミの山。

作業員が運んできた資材にも少し違和感がありました。見積もり時には「コンパネ」を全面に敷くという話でしたが、運ばれてきたのはかなり薄い「ベニヤ」でした。

▲5mmほどの厚みしかない「ベニヤ」

この板の厚みがこれで大丈夫かどうなのかを悪徳社長に直接確認したところ、「分厚い板だと重たくなりすぎるからこの厚みの板を使っている」との返事でした。見積もり時に聞いていた「コンパネ」とはこの板のことを指していたのかを聞いてみると、これは「ベニヤ」だということでした。今回のような屋根の葺き直しでは「ベニヤ」を使い、新しい瓦を使うような葺き替えでは「コンパネ」を使うという事でした。見積もりの時から葺き直しの前提で話をしていたのですが、「ベニヤ」という単語は一度も聞いた記憶がありません。悪徳社長の説明は全く腑に落ちませんでしたが、工事を止めるわけにもいかず、そのまま作業を続けてもらいました。なお、この会話の間も終始タバコは吹かしっぱなしでした。

違和感が確信に変わった作業二日目

作業初日で、屋根の半分は下地のベニヤ張りまで完了していました。作業二日目は残り半分の下地からです。家の中では朝からトイレのリノベーションに励んでいましたが、昼ごろにお茶休憩をすべく外に出てみたところ驚くべき光景を目にしてしまいました。

▲防水シートの下に敷かれるはずのベニヤは何処に…。

なんとベニヤ板が貼られないまま防水シートが貼られているではありませんか。この日は悪徳社長は来ていなかったので、作業員に理由を聞いてみたところ、悪徳社長から指示を受けてやったとの事でした。速攻この悪徳社長に電話です。

僕「ベニヤが貼られずに防水シートが貼られてますが、どういう事ですか?」

悪徳社長「そんなはずはない。作業員が判断してやってしまったのかも」

僕「作業員は、悪徳社長の指示でやったと言ってますけど?」

悪徳社長「…。作業員と一回話させてもらってもいいですか?」

僕「悪徳社長の指示ではないんですか?」

悪徳社長「作業員と一回話させてください」

この後悪徳社長はしどろもどろになる一方で碌な説明はありませんでしたが、結局貼ってしまった防水シートの上からベニヤを貼り、その上にもう一度防水シートを貼ることになりました。

これ以降、作業員には全ての工程が終わるごとに声をかけてもらい、自分たちがチェックする事を伝えました。また、悪徳社長との電話のやりとりは全て録音する事にしました。悪徳社長の「ベニヤ貼るからもういいでしょ?」的な対応も全て録音されています。

お昼休憩で偶然発見できていなかったらと考えると本当にゾッとします。

次のページでは、お粗末な工事内容の写真をふんだんに掲載しているので、ぜひ覗いていってください。

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2 thoughts on “悪徳屋根業者の被害に遭いました。

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