湯船?浴槽?
文章を書くようになると、自分の言葉が日本語的に正しいのかどうかを無駄に逡巡することが増えるようになりますね…。今回の記事を書くにあたって、「湯船」と呼ぶか「浴槽」と呼ぶかをちょっと調べてみたところ、江戸時代までタイムスリップする羽目になりました。
ググるとすぐに出てくるのですが、その昔は銭湯が搭載された船が川を往来していて、それを「湯船」と読んだみたいです。現代でも「湯船」が楽しめるような観光地があれば、是非行ってみたいものです。
というわけで、より風情のある「湯船」という呼び方はここでは採用します。
湯船は不要
フランス人の妻は、そもそも湯船に浸かる習慣がありません。日本人の僕も社会人になって実家を出てからというもの、湯船に浸かるということ自体をあまりしない生活をしていました。ですので、この家の浴室のリノベーションは、湯船を引っこ抜くところから始めました。
人生初の解体作業
この家の浴室は、タイルで覆われています。タイルの裏側はどうなっているかをよく知らないので、まずは慎重に壊しました。使ったのは「釘締め」という道具です。フローリングを貼る時に使用するフローリング用の釘を、最後まで押し込むために使用する工具です。
全然壊れないタイル
考えてみれば当然ですが、「釘締め」の用途は釘を締めることであってタイルを壊すことではありません。叩けど叩けど火花が散るばかりで、タイルはほとんど壊れませんでした。
次に試したのは、庭のブロック塀を壊す時に大活躍した巨大なハンマーです。フランス人の妻が嬉々として振りかざす姿はなかなかレアだと思うのでよろしければご覧ください。
ブロック塀は粉々に粉砕できたハンマーですが、タイルはそうはいきませんでした。ゴツッ、ゴツッという鈍い音がするだけで、ほとんどなにも壊れません。人生初の解体作業に暗雲が立ち込めてきました。
タイル壁の解体はハンマードリル一択
解体に行き詰まったのでインターネットで調べてみると、ハンマードリルという工具があることが分かりました。が、結構良い値段がします。同じ充電電池を使うために、全ての電動工具を充電式のMakitaでそろえると意気込んでいましたが…今回は諦めました。
新品は高いしネット通販は日にちがかかるし、ということで近所の工具のリサイクルショップを数件回ってこれを見つけました。
定価よりも数千円安い20,000円弱くらいで買えたと思います。人生初のハンマードリルでしたが、タイルの床や壁を壊すためには効果は抜群でした。
小一時間ほどザクザクしていると、パコっと湯船を引っこ抜くことができました。
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今回の解体の様子は以下の動画に詳しく載っています。今回で湯船の撤去は終わりましたが、床、天井など解体作業はまだまだ続きます。
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One thought on “【空き家DIY】入浴する習慣がないので湯船を引っこ抜きました。”