作業台の6尺の壁
セルフリノベーションをするにあたり、まず作業台を作ったほうが良いと仰る方が多くいらっしゃいます。それは本当にその通りだと思いますが、いくつか考えないといけない事があります。
まず、作業台の大きさです。
ホームセンターに売られている材木や板は、6尺(約182cm)の長さで売られています。それをカットしたりワックスを塗ったりするような作業をする場合、作業台は6尺より一回り大きいほうがスペースに余裕が出て作業がしやすくなりますが、6尺以上の大きさで作業台を作るためには、ホームセンターで売っている合板1枚では足りません。
「ペケ台」と呼ばれる作業台は合板2枚でサクッと作れる優れものですが、作業台のサイズは6尺になってしまいます。
作業台には「馬」というものもあります。これは長さが自在に調整できるので良さそうですが、制作するのに多少手間がかかります。
また、ウッドショックと呼ばれる木材価格高騰でコストが通常時の約2倍もかかる2021年、作業台を作るコストも悩みの種です。
夢の解決策
作業台制作にかかるコストはゼロで、6尺の壁を簡単に突破できる夢のような作業台があります。
それは、「廃棄予定の畳」です。
セルフリノベーションをする方は、和室を洋室に改修することが多いかと思いますが、その廃棄する畳が理想の作業台になり得ます。
このように二つに切って同じ高さに積んでおくだけで、作業台が完成です。どうせ廃棄するので、傷つけようが塗料で汚そうが関係ありません。実際、僕達はこの畳作業台で色々な作業をしましたが本当に便利でした。これからセルフリノベーションを予定されている方には是非この作業台をおすすめします。
ちょっと注意点
直接畳作業台の上で丸ノコを使用する場合は少し注意が必要です。畳の中にはタテヨコに糸が張り巡っているので、丸ノコの刃が変に噛むとキックバックしてしまう恐れがあります。丸ノコを使用する場合は、他の作業台などと同様にスタイロフォームなどを敷いておいた方が良いと思います。
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